142センチの恋
「ねぇ、麻衣」
「ん?」
初詣を終えて帰ろうとしていると
紗弥加が突然 指差した
「あれ、亮介君じゃない?」
少し先に亮ちゃんの姿
間違いない
行こっ、紗弥加を連れて亮ちゃんの元へ駆ける
「あけおめっ!!」
「お~あけおめっ
2人共、着物似合ってんじゃん」
誉められて照れる私と紗弥加
「…ってあれ?
萌理ちゃん??」
隣には私たちとは比べものにならないくらい
かわいく着物を着こなした萌理ちゃんがいた