Ray
「 ……朝、一緒に行くの迷惑だった? そりゃ、いきなりだったしな…… 」
「 いや! 全然迷惑じゃないよ! 」
私は申し訳なさそうにしてる葵くんの言葉を封じてそう言った。
そんな勢いある私に葵くんは驚いている。
「 ……よかった! じゃ、行こ 」
「 う、うん! 」
……なんか……葵くんと登校なんて中学ぶりで緊張するんだけど!
私はバクバクと心臓を鳴らしながら道を歩き出した。
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