Ray





「 心菜 」


私は葵くんに名前を呼ばれて顔をあげた。


すると葵くんは私の頬に優しく触れた。


「 なに潮らしくなってるんだよ、遠距離とか海外に行くわけじゃないんだから、安心しろ 」


「 うん…… 」


その答えは寂しくないのかな……


「 俺も会えなくて寂しいよ 」






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