木こりの娘はプリンセス？
私たち３人は本当に仲良くなって、あれからよく一緒に買い物に行ったり、遊びに行くようになった。

それに反比例するみたいにルイスは帰りが遅くなり、一緒に晩御飯を食べることも無くなってきた。

だけど学校が休みの日は一緒にいてくれて、おかずの材料を一緒に買いに行ってくれたりする。


『彼女でも出来たのかな？』

私はボソッと言いながら学校に向かう。


今日で入学して一か月、今週末には入学祝のパーティーが開催される。。

これを機に、告白をしようという人もいるので、みんな浮足立った感じで授業どころではない。


教室に着くと、クレアが雑誌を持って私の所に来る。

『おはよう!!』

「おはよう、サラちゃん!!
あのねアンナがまだドレスの準備をしてないんだって、
今日の放課後に一緒に選びに付き合ってくれない？」

「おはよう、サラ。私はドレスなんて何でもいいて言ってるんだけど、
クレアが聞いてくれなくって、参ってるんだ。」

『何でもなんてダメに決まってるじゃん!!自分に合ったやつじゃなきゃ太って見えたりするし、アンナに似合うドレスを探しに行こう。』


何処のショップが良いか話していると、担任が来たので私たちはは席に着く。

SHが終わると今日も授業が始まる。


教室での授業は順調に進んでいく、かなりハイレベルだって聞いてたから授業について行けるか心配だったんだけど、進学校に行った地元の友達に話を聞くとここの授業の方が優しいみたい。

魔術の授業は他の学校に比べてもレベルが高いので、私の場合は魔術の授業に力を入れている。

筆記は中間・期末のテストがあるんだけど、魔術の方は既定の魔術の発動が出来る様にならなければ進級ができないんだ。

私は魔術を使うのが下手だからかなり練習が必要で偶に居残りになってしまう事があるんだ。

かなり心配です。
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