木こりの娘はプリンセス?
俺はそんなサラの事を守ると子供の時から決めている。

その為、と言うよりも、魔力が弱い事に付け込んで変な男がサラを襲ったり出来ない様にするために、

寮の管理人と学園長に話をつけ、兄妹で一緒の部屋にさせたのだ。


しかし無条件という訳にはいかず、俺は今までずっと断り続けていた学園の魔法騎士団に入団し、団長を務めることになってしまった。

まぁ、面倒くさいがこんな事でサラの安全が買えるのなら仕方がない。



ともあれ俺は、心を落ち着けて自分の部屋に戻ることにした。

しかし部屋に戻るとサラの姿は無く、代わりに書置きが・・・



「商店街に買い物へ行ってきます。」



一人で行ったのかぁ。まだこの町に慣れていないサラが心配だから探しに行くかぁ。


俺は部屋に鍵をかけて、商店街に向かう。




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