木こりの娘はプリンセス?
まぁ、何はともあれ無事結婚まで行けて良かったね。って感じ。


「結婚かぁ~ 式当日は晴れだと良いな。」

『そうだね、6月だしね。』


私たちはご飯を食べ終えると、お茶を飲みながら少しまったりとした時間を過ごす。

ルイスはその間に、ご飯を作ってくれたお礼だよ。って言って食器を片づけてくれる。


私はありがとう。と伝えるとソファーに移動して、テレビを見ながらまったりとする。

実は私かなりのテレビっ子で家に帰ったらまずテレビをつける。末期症状ですね。

この高校に来たからにはそう言う訳にはいかないけど、食後のまったりテレビ君タイムは譲れないね。


私がテレビを見ている間、ルイスはお風呂を済ませる。

私もその後、お風呂に入って部屋にも戻ると、ルイスがドライヤーを持ってソファーに座っている。

ルイスは自分の下に座れ。と言ってソファーをポンポンする。


私はルイスの言う通りに床にぺたんと座る。

「髪、随分伸ばしたな。まさかロングにするとは思わなかったなぁ。」

そう言いながらルイスは私の髪の毛を乾かす。

『レイチェルが、長いほうが絶対に良い。って言うから伸ばしてみた。』

「うん、長いのもとっても似合ってる。」

『本当?』

「あぁ、(長い髪にビックリしたのと同時にドキドキした。なんて言えないけどさ。)」

『そっかぁ~、ルイスは長いほうが好みか。』

サラはボソッとなんか言っている。まぁいっか。

「ほら乾いたよ。」俺はそう言うとサラの頭をなでる。

ドライヤーを片づけて自分の部屋に戻ることにした。


サラはしばらくドラマを見て、それが終わると自分の部屋に戻る。


二人ともベッドの中にもぐると夜は更けて行った。

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