†恋愛駆け引き
『あっ・・あぁ!!そうだったー』
『食い物好きの菜美の手が止まるくらいだもんね~。相当すごいものに見とれてたんだー』

嘉穂が目を輝かせる。
『べ~つにぃ~、なんも見てないって』
笑顔でそう返す。

アレ・・??あたし、谷中に見とれてたのかなー。
いやっ待てよ。
見とれていたというのか??
理想から一番遠い男子に見とれるハズがない!!

っていうかなんであたしがあんな谷中なんかに見とれなきゃいけないの!?
絶対、ぜ~ったいにありえないんだから!!



でも・・・・・、さっきの谷中・・・。
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