†恋愛駆け引き
技術室は番号順の席のため、隣は三春ちゃんなのだ。

そんな三春ちゃんとあたしは結構気が合って話が進む。
だからあたしは三春ちゃんが大好きだ。


『うん、うちもこの匂い苦手…。鼻にツーンとくる感じだし……』
鼻を三春ちゃんはそう言った。


『だよね‐!!』
私たちは話を弾ませながら作業を続ける。



『なぁ、三春―』
作業中の私たちに谷中が来て三春ちゃんを呼んだ。


三春ちゃんと谷中が話すのを見たのはきっとこれが初めてだろう。


だから少し驚いたが、そんなのは気にせず作業を進めた。

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