思えば思うほど



海翔side


返事が返ってこない…
心の中でつぶやいた



[アウトだな。待てる訳ないか]


「い…いよ」


立ち去ろうとした瞬間
かすれた小さな声が聞こえた



振り向いたら
顔を真っ赤に染めた先生の顔があった




俺は抱きしめにいった


ビクッと先生の体が反応した

「ごめん。しばらくこのままでいさせて…」



落ちついたのか
強ばらせた体を緩めた




しばらくして


ガラッ
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