どん底人生に愛をあげよう
プルプル〜プルプル〜。
携帯の着信音が鳴り響く。
ディスプレイには、先輩の名前が出ていた。
「もしもし?紗江?あのさ〜今から遊ぼ」
そうだと思ってた。
どうせ暇だしOKした。
ばったで用意し家を出る。
基本ダボダボの服かジャージの私。
化粧なんてしない。
幼さと素っぴんが取り柄なの。
「風美姉ちゃん!ごめん?まった?」
風美姉ちゃんこと、花城風美。
私より3個上の先輩だ。
まぁー姉ちゃんも、昔はヤンチャしていて、この頃の私は理解者だと思った。