どん底人生に愛をあげよう
姉ちゃんは仕事に行く準備をしている。
それに合わせて用意する。
姉ちゃんが行くと同時に…
「…紗江。行こうか」
音羽が急に言うからびっくりして…
「え?あっ!うん」
思い切り動揺してます。
「いってらー」
お決まりの挨拶をして、音羽の家に向かう。
音羽の家は姉ちゃんの家からほんの数分程度で着いて。
「お邪魔します…」
靴を並べ音羽に着いて行く。
音羽の部屋は綺麗で壁一面に落書きがあった。
でも申し訳ない気持ちがあって…
「…音羽…ごめん」
って言ったら…。
「……正直言ったら、なんで音が戻らないかんの?とかずっと思いよった。でも理由聞いたら紗江を一人にしたらいかん気がして戻ってきただけ。別に謝らんでよか!」
そうだよね。
私だってきっとそうなってる。
音羽の気持ちは痛いほど伝わってくる。
こうして音羽と仲良くなった紗江であった。