どん底人生に愛をあげよう
☆7
そんなある日…。
給食時間に樹からの突然の相談。
「紗江。俺さ今めっちゃ好きな人がおるんよ〜」
「んでなぁ。いつ告白しようか悩んでるんだよな…紗江教えて?」
私は、箸を止める。
好きな人がいたんだ…。
詳しく聞くと同級生で長い片思いをしてるんだとか…。
告白するまえにフラれる私。
今更告白しても返事は目に見えてる。
止めていた箸を進め、食器を返しに行き、「自分のタイミングでいいと思うよ?」
とアドバイスをした。