どん底人生に愛をあげよう


「なん?なんか用?」


警察に補導される常習犯の私はいつも通り、突っかかる。


警察は慣れたのか、名前を覚えたのか、フレンドリーに話してくる。


「またお前か。日比野〜お前酒飲んどるんか?」


ち。


ばれたか。


めんどくせえ。


「あ?なんか悪りいんか?あんた等に迷惑かけてねぇーやろ?」


睨みを利かし、警察に挑発する。


だんだんイライラしてきたわぁい。


「ごめんな!俺が保護者やけ多めにみちょって!」


加藤洋介が間をわる。


今回はまぬがれた〜。


と、安心してる雫。


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