どん底人生に愛をあげよう
☆9
昼過ぎに起きた私は、お風呂を済ませてダラダラしていた。
プルプル〜プルプル〜。
【直哉】
私は、電話に出た。
「今日走りにいかん?」
暇だし、ちょうどいいから夜中に合流すると言いもう一度寝た。
数時間後。
うるさい携帯音と一緒に目が覚めれば…。
時刻は、1時過ぎを回っていた。
スエットにダウンジャケットを羽織り、マフラーをして、近所の公園へ向かった。
「寒い…」
バイクに跨る直哉の姿が見えた。
直哉は、少し不機嫌になっていた。
「ごめん。寝ちょった」