どん底人生に愛をあげよう
☆10
援助交際の事件から約1ヶ月。
私は怜達の影響で、シンナーに手を出してしまった。
たったの1回が過ちで…。
私はなんにも学んで無かったよ。
怜と雫と怜の姉の宏美はシンナーに溺れた。
そして、私は、洋介と一緒にいることが多かった。
「ねぇー洋介…」
今日も夜、迎えに来てくれた洋介。
年上なだけあって、やっぱり便利。
「ん?どーしたんか?」
今は夜景を見ながら車の中で話している。
洋介といると、心が和む。
ドキドキすれば、モヤってする事もある。
私は洋介が好きなんだ。
でも、パパと同級。
洋介の娘も私と同級。
15歳の私には背負うものが大きすぎて…。
樹のときみたいに辛い恋になってる。