私立モヤシ学園
隣を見たいが見れない。


あ~どうしよう…どっちにしろ、話すキッカケはできたんだし…


え~い!!

男だろ!ミチロー!

「あの、ここちさん…さっきから何を見ているんですか?」

俺の机と、ここちさんの机の距離は、人が2人並んで通れるぐらい離れているのに、

なぜか、ものすごく近くに感じる


「えっ?あ~この本の事ですか?これは携帯小説ですよ。えへ☆」


えへ☆


できる事なら、その笑顔を真正面から直視したい


そして、俺も一緒に……えへ☆

って笑いたい、向日葵のように笑いたい。


向日葵のように笑いたい?

向日葵ってどうやって笑うんだ?


キャハ?
いや、これはモヤシ女さんだし…


なんて考えてる場合じゃない。
話を続けないと…


俺の手のひらは、気づけば変な汗でじわりとしていた
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