私立モヤシ学園
「携帯小説?面白いんですか?」



「面白いですよ。特に、このモヤシ男の携帯小説なんて最高ですよ!えへ☆」


ここちさんは、隠し持っていた本を俺の方に向けて見せてくれた


確かに表紙には、モヤシ男と記されている


「へぇ~面白そうですね~」


とりあえず、話を合わせれば共通点が生まれるのでは……


そう思った俺はとっさに、思ってもいない嘘を発していた。
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