私立モヤシ学園
「ミチロー君、ちょっと屋上行かない?」


その足音の正体は、サンタロウ君だった。

ボソボソっと、俺にだけ聞こえるぐらいに小声で言う


「屋上?なんで?」


「まあ~良いから!あっ、緑川さんと奈木野さんと千姫さんも誘って行こう」


サンタロウ君は、白い歯を見せニコっと笑った


「えっ!!なんで?」

俺は、サンタロウ君の右腕を慌てて掴み、止めようとしたが……


フン!と一瞬にして振り払われた
そして、3人の女の子の元に声をかけに行った
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