私立モヤシ学園
赤縁眼鏡を外して、ブツブツ呪文を唱え始めた緑川さん。


『モヤモヤ…モヤモヤ…スーパーでモヤシを見て笑ってしまう……』


そこまでは聞き取れたが、
その後は、全然解らない。


倒れている俺の横で、細い足をペタっとコンクリートにつけて座る緑川さん


俺の為に、俺の為だけに……


また、頭がイタい俺が出てきてしまった。
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