私立モヤシ学園
膝小僧の周辺が、赤く滲んでいる


そこに液体をぬりぬりと塗り始めた。


俺は、抵抗する事もなく、ただ両目を瞑って傷口がしみるのを耐えていた。


「はい!これでオッケー!もう大丈夫だよ!」


まくりあげていたズボンの裾をおろし千姫さんは、
小ビンをポケットの中にしまいこんだ


「ありがとう…っで、それ…何?」


やっぱり、液体の正体が気になる俺。


「これ?小ビン一本…百万円もするモヤシ万能薬よ」


モヤシ万能薬?


百万円!?


めちゃくちゃ高い…その破格の高さにビックリした。


しかし、そんな百万もするモヤシ万能薬をなぜ、千姫さんは持っているんだ?
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