私立モヤシ学園
ドアの所まで進んだ時、誰かが俺を呼び止めるように名前を呼んだ。


「ミチロー君!!」


俺は、その声に反応してゆっくり声のする方へ振り向いた


「ちょっといい?」

振り返ると、そこには……天使の緑川海月さんが立っていた

「えっ?」


なんだ?ちょっといい?……まさか?


「ちょっと屋上に行かない?」


緑川海月さんは、白い肌の頬を赤く染め恥ずかしそうに、尋ねてきた


モジモジしながら…

俺の胸はドキドキどきんちゃんと波を打つ。


もちろん答えは、


「はい。」


中身がモヤシでいっぱいの鞄を肩にかけて、
俺と緑川さんは屋上に向かって行った
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