私立モヤシ学園
「質問して良いですか?」


俺を取り囲む皆を見渡しながら、尋ねてみた

皆はうんと首を縦に動かす。


「なんで私服なの?1回家に帰ったとか?」


俺が、質問すると皆は合わせるように、今度は首を横に振った。


皆は、制服を着ていたはずなのに…じゃあなぜ?


俺の目は、キョトンとしているに違いない。

不思議そうな顔をしている俺に一番最初に気づいたのは、


「蜜よ!!…ってもう良いですね。ミチローさん、もう終わりですよ」


蜜先生が言葉をかけてくれた…
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