私立モヤシ学園
体育館の前に着くと、俺達と同じように新入生がすでに集まっていた。


何人居るのか分からないけど、けっこうの数の生徒

モヤシ学園の人気に改めて驚く


「ミチロー君!女の子いっぱい居て、僕はヤバいよ」


俺の前に居るサンタロウ君は、もの凄く興奮しているのが分かった

冷静になりなよ!と肩をモミモミと揉んで、微笑んだ

大人っぽく見えたサンタロウ君だったけど、案外、俺と一緒で『少年』なのかもしれないと思った


「皆さん、如月蜜よ。モ組から入場だから、ちゃんと並んでね」


その言葉で、少し緊張感が増していく

ドキドキ、ドキドキ、


そして、館内から入場の合図が聞こえた。
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