私立モヤシ学園
俺は、あまりの痛さに悶絶。

立つことすらできずに、ただ地面にうつ伏せになりゴロゴロしている

女の子の方も俺と同じ状態で…

なぜかベルをチリン、チリンと鳴らしながらうずくまっている


「イタタ…、ちょっとアンタ邪魔なのよ…イタタ…」


女の子は、膝に手をあてながらゆっくり立った。

しかし、俺は全然立てない…


「最悪!初日から最悪…」


女の子は、痛みで立てない俺を見下ろすように、そう吐き捨て門をくぐって行った。
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