私立モヤシ学園
「静かにしなさい!蜜よ!とりあえず、A子さんと、B子さんと、C君はシ組みに行って下さい」


フー、なんとか俺が行かなくてすんだ。
3人には申し訳ないと思い、
教室を出て行く時に、小さくペコリと頭を下げた。


「じゃあ~、新しい仲間が来た事だし、
席替えでもしましょうか。…蜜よ!」


席替え?
一番後ろの窓際の席お気に入りなのにな。

なんていう俺の想いをよそに、
席替えの抽選会が始まってしまった
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