私立モヤシ学園
「じゅりさん…あの~今だけはコンパスしまっておきませんか?」


小さな声でじゅりさんに頼んでみた。


人生で初めてかもしれない…
こんなに、コンパスをしまってほしいって心の底から思ったのは……。


両手を顎の前で合わせお願いした

そんな強い俺の想いが通じたのか…


「仕方ないな~今日だけやで!」


と、ポツリ呟くと筆箱の中に凶器をしまい、
机に頭をつけて眠りにつく体制になった
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