ヘタレ達のお姫さま

鼻血王子SIDE



「んっ……ん?」

目をうっすら開けると、見えたのは白い壁

ん…天井?

あれ…僕…どうしたんだっけ…?

クラスにいって…

ドア開けようとしたら、勝手に開いて…

目の前に美少女がいて…

あ…鼻血出して倒れたんだ…!!

ってことはここは保健室?

は…恥ずかしい…!!


ガラガラ


そのとき、ドアの音が聞こえた

ひとが来る気配がして


「大丈夫?」


美少女が僕の顔を覗きこんだ

だんだん紅くなっていく顔

これはヤバイ…!!

また鼻血が!!


「あ…ああの!!大丈夫…だから…」

「ホント?なんかごめんね」

「い…いえ!!」

「じゃあ、名前。教えてよ」

「へ?」

「だって同じクラスでしょ」

「あぁ…僕は…」
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