Last-Promise
第1章

桜井 葵
18才
職業
短大生&コンビニ店員

なんとなく短大入って
なんとなくコンビニで働いてる

お父さんは大企業の専務
お母さんは料理教室の先生
本なんかも出しちゃってたり
お兄ちゃんは医大生
もちろんあたしは落ちこぼれ

高校卒業と同時に一人暮らししたいって言っても別に引き止めもしなかった

そんなあたしの唯一の楽しみ

平日の10時過ぎくらいにコンビニ弁当とお茶を一本買いに来るサラリーマン

短髪でカッコ可愛い顔なんだけどスーツがよく似合ってて、お会計が終わったらはにかんだ笑顔で「ありがとう」って言って帰ってく

やばいあたし一目惚れ。

あの人に会えるなら
駐車場に溜まってる不良も、夜中一人で帰る帰り道も怖くない
とか思うあたしは相当はまってる。

そしてただ今の時刻10時15分。そろそろあの人がやってくる


ウィーン
自動ドアが開く音がして
入ってきたのは、もちろんあの人

「いらっしゃいませ-」
ただの挨拶にも気合いが入る
・・・やばい今日もかっこいい


そしていつもの様にお弁当とお茶を持ってレジに来る
もちろん接客中はとびっきりの笑顔

お弁当を温めて、お箸の入れ忘れなんてありえない


「ありがとうございました-」
最後までとびっきりの笑顔は絶やさない


「ありがとう」
そう言ってあの人は帰ってく

やばい大好き。
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