カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《1》同窓会
莉那side-
「久し振りの我が家…」
私は深呼吸をして、改めて我が家を見つめる。
そして、インターホンを押した。
---莉那でしょ?ドア開いてるわよ。勝手に入りなさい
ゲンキな母の声をインターホン越しに訊く。
私は門扉を開けて中へと入って行く。玄関までのアプローチには母の趣味のガーデニングの花々が咲き誇っていた。
「お帰り…莉那」
「ただいま」
普段は近所のスーパーでレジ打ちのパートに出ている母。
今日は、正月以来4ヵ月振りの一人娘のご帰還とあってパートを休んだ。
「お父さんは?」
「会社の人とゴルフ」
「そっ」
私はリビングのソファに腰を下ろす。
ソファには飼い猫のミー助が丸まってキモチ良さそうに眠っていた。
「莉那あんたに郵便物が届いてるわよ」
「えっ!?」
母が差し出したのは同窓会の案内ハガキだった。
私は深呼吸をして、改めて我が家を見つめる。
そして、インターホンを押した。
---莉那でしょ?ドア開いてるわよ。勝手に入りなさい
ゲンキな母の声をインターホン越しに訊く。
私は門扉を開けて中へと入って行く。玄関までのアプローチには母の趣味のガーデニングの花々が咲き誇っていた。
「お帰り…莉那」
「ただいま」
普段は近所のスーパーでレジ打ちのパートに出ている母。
今日は、正月以来4ヵ月振りの一人娘のご帰還とあってパートを休んだ。
「お父さんは?」
「会社の人とゴルフ」
「そっ」
私はリビングのソファに腰を下ろす。
ソファには飼い猫のミー助が丸まってキモチ良さそうに眠っていた。
「莉那あんたに郵便物が届いてるわよ」
「えっ!?」
母が差し出したのは同窓会の案内ハガキだった。
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