カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
俺は莉那と普通に話すコトが出来て胸をホッと撫で下ろした。


莉那の装いはベージュのサテンのカシュクール風のドレス。普段見えない鎖骨にドキドキした。



「遊佐課長」


藤堂社長が俺達に話し掛けて来た。


「遊佐課長と植野チーフ。婚約おめでとう」


御年50歳の藤堂社長。社長の奥様は子会社の女性社員。社長が子会社に出向時代、知り合い、社内恋愛で結婚した。



俺と莉那の婚約はひた隠しにしていたが、とうとう藤堂社長の耳に届いていた。



「藤堂社長…実は・・・」


「お互いに幼なじみなんだって…我が社で再会し、恋愛関係になるなんて…ロマンチックだ」





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