カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
逸希は彼女の珠子さんも同棲してると言うのに。

私はお気楽に部屋から眺める夜景を楽しみにしていた。


「珠子、帰ったぞ!」


逸希は玄関に入るなり、奥の部屋に居るであろう珠子さんを呼びつける。


「ちょっと…逸希」


一匹の白い猫が尻尾をフリフリさせながら玄関先に出て来た。



「逸希、猫飼ってるの?」



「猫の珠子だ・・・」



「ええ~~っ!?」


< 118 / 335 >

この作品をシェア

pagetop