カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《11》不測の恋情

莉那side-

互いに心を通い合わせたのはいいけど、私は逸希の行動で不測の事態に。


「い、逸希っ!!?」


ワインでカンパイをして逸希の作ったオードブルを食べていたが。


「莉那…愛してる・・・」



逸希はワイングラスをローテーブルに置いて、私をソファに押し倒して来た。



「待ってよ!?逸希」


「俺はずっとあの夜からお前をもう一度抱きたかったんだ…大人しく抱かれろ」


「シャワーも浴びてないし、オードブルとワインだって残ってるし」


逸希の行動を制する言葉にはならなかった。


人の皮を被った獣のよう。


「私だって…逸希に抱かれたいけど…もう少し、落ち着いて」


「莉那だって俺に抱かれたいのか・・・」



私の言葉は逆に逸希の本能を煽ってしまった。性急に唇を塞がれて、ドレスの中に手まで差し入れて来た。






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