カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
逸希は高速に乗って、横浜へと車を走らせた。
二人の想い出の場所。

心は懐かしい思いで一杯だった。
今日は日曜日で、東京方面は渋滞していたけど、横浜方面はスムーズに流れていた。


想い出の公園は私の家のすぐ近く。


「ついでに莉那の家にも行こうか?」


「い、いいわよ!!突然、逸希を連れて行っていたら、お父さんもお母さんも驚くわ!!」


「驚かせてもいいじゃないか・・・」


「ダメ。お父さん、狭心症で病院通いなの。驚かせたら、心臓に悪い」


「折角来たのに…おじさんの持病に差し障るなら仕方がない」


「逸希は早く結婚したいの?」


「したい。今すぐにでもしたいよ。早く莉那を完全に自分のモノにしたい」


昨日の夜…欲望の限りを尽くしておいて、まだ足りないなんて。


結婚したら、毎晩激しく求められそうで恐ろしい。体力に自信ないよ。私…





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