カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「・・・」
同窓会の会場に逸希の姿はなかった。
「逸希君、来てないわね」
「え、あ・・・そうね」
逸希が捨てるように渡した第二ボタンは朝美が持っていた。
でも、その朝美も社内恋愛で射止めた先輩社員と昨年結婚して、甘い新婚生活を過ごしている。
「朝美…逸希の第二ボタンは今でも持ってるの?」
「えっ!?あ…逸希君のボタンね…。莉那にはずっと言ってなかったけど…家に帰る途中に落としちゃったんだ」
「落とした?いつ??」
「卒業式の日・・・ゴメンね…莉那」
朝美は申し訳なさそうに私に謝る。
同窓会の会場に逸希の姿はなかった。
「逸希君、来てないわね」
「え、あ・・・そうね」
逸希が捨てるように渡した第二ボタンは朝美が持っていた。
でも、その朝美も社内恋愛で射止めた先輩社員と昨年結婚して、甘い新婚生活を過ごしている。
「朝美…逸希の第二ボタンは今でも持ってるの?」
「えっ!?あ…逸希君のボタンね…。莉那にはずっと言ってなかったけど…家に帰る途中に落としちゃったんだ」
「落とした?いつ??」
「卒業式の日・・・ゴメンね…莉那」
朝美は申し訳なさそうに私に謝る。