カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《16》 人生の転機

莉那side-

翌日。


昼休憩が終った途端、逸希は焦ったような表情で私の執務室に来た。


「どうしたの?」


「沢木部長が俺とお前を呼んでいる」


「どうして?」


「昨日、お前に仕事を手伝わせたコトを問題視しているようだ」


「えっ!?」


他部署の私が社内の極秘プロジェクトを手伝ったのは…やはり…マズかったのか。


「お前は黙っていろ。俺が沢木部長には説明するから」


「で、でも…そんなコトをすれは遊佐課長の立場が悪くなります」


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