カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
茶系のストライプスーツにパープルのネクタイ。

甘めの茶色の革靴と全体的にシックに纏められていた。


「久し振りだな…お前も来てたんだ」
少し茶系に染めた前髪を掻き上げて私を懐かしげに見つめる逸希。


心臓が壊れそうな位早鐘を打ち、息が苦しい。

「逸希こそ・・・」


「遊佐!!!」


青山君が逸希に向かって大きく手を振っていた。


「あ、青山君が逸希のコト待ってたわよ」


「えっ?」


「私…ちょっとお手洗い行くから…じゃあね」

私は逸希に軽く手を振り、会場を出て行った。





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