カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
逸希side-
莉那は責任を感じて、退職届を書くと言い出した。
俺を庇う莉那を愛おしく思う反面、そこまで莉那が思い詰めていたとは。申し訳なさを感じる。
俺が莉那の仕事を奪ってしまったのだから・・・
俺と莉那は階段の踊り場で別れた。
俺は長いため息を吐き、踵を返して執務室に戻る。
高木さんが執務室の前で待っていた。
「遊佐課長」
「高木さんか・・・俺に何か用か?」
「沢木部長、何て言ってました?」
「どうして高木さん君が沢木部長に呼び出されたとコトを知っている?」
「だって、沢木部長にチクったのは私ですから・・・」
「!!?」
俺を庇う莉那を愛おしく思う反面、そこまで莉那が思い詰めていたとは。申し訳なさを感じる。
俺が莉那の仕事を奪ってしまったのだから・・・
俺と莉那は階段の踊り場で別れた。
俺は長いため息を吐き、踵を返して執務室に戻る。
高木さんが執務室の前で待っていた。
「遊佐課長」
「高木さんか・・・俺に何か用か?」
「沢木部長、何て言ってました?」
「どうして高木さん君が沢木部長に呼び出されたとコトを知っている?」
「だって、沢木部長にチクったのは私ですから・・・」
「!!?」