カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「そうだな。高木さん…君に頼むべきだったな」


「遊佐課長が私を引き抜いて、この新規事業部に異動させたのに…頼ったのは植野チーフ」


「今度からは高木さん…君に頼むよ」


「私を異動させたのは…植野チーフの為ですか?」


「えっ?」


「私、遊佐課長にキモチ、伝えましたよね」



俺は高木さんから告白された。


「それは…断ったはずだ」


「確かに私は遊佐課長にフラれました」



「君だって判っているだろ?俺には植野チーフと言う彼女が居る」



「仕事がちょっとできるからって…ガミガミ怒るオンナの何処かいいんですか!?」



「高木さん君は本当に判っていない。植野チーフが君を叱るのは君の為だぞ」


「私の為って…私だって一生懸命に仕事をしています!」








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