カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「そうですけど…」


「そっか…熱は?」


「あります」

彼女の無断欠勤の理由が判り、安心した。


「入っていいかしら?」


「いいですけど…風邪伝染っても知りませんよ」


「大丈夫。私…カラダは丈夫な方だから…」



高木さんは素直に私を部屋の中に入れてくれた。


「一人暮らし?」


ワンルームの小さな部屋。


「はい・・・」


高木さんはマスクしてキッチンに立つ。

「コーヒーとウーロン茶しかありませんが・・・どっちがいいですか?植野チーフ」



「いいわよ。別に気を遣わないで…貴方は寝てなさい」







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