カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《20》 シェアメイトは有名人

莉那side-

「なぁ?莉那」


「何?」


「今年のクリスマスはどんなクリスマスにしようか?」


「え、あ…そうね…」


クリスマスか・・・
ハロウィンが終ったかと思うと街にはクリスマスムードが漂い始めている。

クリスマスまでーーー・・・

まだ、1ヵ月少々あると言うのに。


「クリスマスの前に『ファッションショー』でしょ?」



「そうだけど…」


「逸希、沢木部長の分まで頑張って、部長を驚かせてよね」


「そのつもりだ。沢木部長以上に成果を出してやるさ」


「私…期待してんだから…」


「莉那…じゃ~今夜もチャージだ!」


私達が唇を重ねようとした瞬間。


リビングの硝子の格子ドアが開いた。








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