カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「再会と莉那ちゃんとの初恋を実らせた逸希にカンパイ!!」


3人で缶ビールでカンパイした。


「アメリカでの仕事は順調だったはずだろ?」


「順調だったよ…ビバリーヒルズにちぃちゃいけど…家も建てた」


ビバリーヒルズって、ハリウッドスターが大勢住んでいる高級住宅街よね…


「でも、ラスベガスのカジノにハマって…無一文なってしまった・・・」



「侑平らしいと言えば侑平らしいが・・・」


「ビバリーヒルズの邸宅も手放して、日本で心機一転して仕事に打ち込もうと帰国した。俺の部屋は残ってる?」


「あぁ~ちゃんと残しているさ」



「よかった…二人の邪魔はしないから…シェアリングしていい?」


「・・・」


逸希は黙ってしまった。


「何、邪魔なのか?俺、アメリカに行っても折半した家賃はキチンと払っていたぞ」


「俺達、いずれは結婚するし…俺達が出て行く」


「二人の甘い時間を味わいたいのか…」


「当たり前だろ!!」










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