カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
私は友達の濱部麻生(ハナベマオ)に久し振りにメールを打った。

彼女の母親は『星凛堂』の濱部麻古(ハマベマコ)副社長


彼女も母親と同じ『星凛堂』のマーケティング部に勤務している。


麻生とは大学時代のゼミ仲間。私達は同じ文学部で、『古事記』の研究に没頭していた。

私は地味だったけど、麻生は派手で文学部では浮いた存在だった。


彼女の影響で私も自分を磨き、変わって行った。

私とは反対のタイプだった麻生と友達になるコトで、視野も広がり、色んな経験をさせて貰った。


就活…私は麻生と一緒に『星凛堂』エントリーしようと誘われたが…

母親が副社長の麻生は内定決定だけど、何のコネもない私には内定を貰う自信がなかった。


そして、私は『藤堂コーポレーション』

麻生は『星凛堂』に就職した。


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