カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《22》カモフラージュ

莉那side-

逸希は何処か変だった。

疲れた様子で先に就寝。

私は一人でリビングのソファに座って珠子と戯れる。


「珠子のヤツ、すっかり莉那ちゃんに馴染んてるね」


「侑平さん…」


「逸希は?」


「先に寝ました…」


「ふうん」


「…麻生とは上手くいきそうですか?」


「あ…麻生ちゃんね…。俺が言うのもなんだけど…麻生ちゃん…あの子は逸希の元カノだよ」


「えっ!?」



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