カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
麻生は俺との別れを後悔していた。


「今更、後悔しても遅いよね。貴方は莉那と結婚するんだし」


麻生が俺に彼氏役を頼んだ時から何となく、自分に未練を残してるのではないかと感じていた。


「俺は麻生に罪の意識を感じているが、愛情はない」


俺の愛は全て…莉那のモノ。

俺は遠回りしながらも、ようやく莉那を手に入れた。


俺は莉那と共に人生を歩くーーー・・・


「ハッキリ言うのね。莉那のコト真剣に思っているんだ」


「ゴメン…麻生」


「莉那が羨ましい…」


「麻生…」


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