カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《23》アパレル界の御曹司
莉那side-
東京ドームシティ。
リアルクローズのイベント『オータムウィンターガールズファッションショー』の開幕。
オシャレ大好きな若い女の子達が集うファッションと美の祭典。
メインステージでは人気モデル達によるこの秋冬のファッションコレクションが開催されている。
私達が居るのはブースゾーン。
「今日は皆…気合入れて行きましょう!」
『PR課の』私達も『新規事業部』の応援で参加。
沢山の会社がブースゾーンに出展して、自社の商品を宣伝アピールする。私達は女の子達に、来年1月に発売する化粧品サンプリングを配るのが仕事。
何とか午前中のノルマを達成して、イベント会社から配布されるお弁当で遅めの昼食を取っていた。
「植野チーフもう疲れました…」
「何言ってんの!?まだ、半分サンプリングは残ってるでしょ?高木さん」
「そうですけど…」
「ここいいかな?」
「えっ!?」
私の空いた隣の席に長身の黒髪の男性が座って来た。
首にぶら下げたネームを見て瞳が見開いた。
大手アパレルメーカー『ブラックベリー』の副社長・藤ヶ谷冬弥!!?
彼は御曹司!!
リアルクローズのイベント『オータムウィンターガールズファッションショー』の開幕。
オシャレ大好きな若い女の子達が集うファッションと美の祭典。
メインステージでは人気モデル達によるこの秋冬のファッションコレクションが開催されている。
私達が居るのはブースゾーン。
「今日は皆…気合入れて行きましょう!」
『PR課の』私達も『新規事業部』の応援で参加。
沢山の会社がブースゾーンに出展して、自社の商品を宣伝アピールする。私達は女の子達に、来年1月に発売する化粧品サンプリングを配るのが仕事。
何とか午前中のノルマを達成して、イベント会社から配布されるお弁当で遅めの昼食を取っていた。
「植野チーフもう疲れました…」
「何言ってんの!?まだ、半分サンプリングは残ってるでしょ?高木さん」
「そうですけど…」
「ここいいかな?」
「えっ!?」
私の空いた隣の席に長身の黒髪の男性が座って来た。
首にぶら下げたネームを見て瞳が見開いた。
大手アパレルメーカー『ブラックベリー』の副社長・藤ヶ谷冬弥!!?
彼は御曹司!!