カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「『星凛堂』も1月に新しい美容液を発売するらしいな」


「情報が早いのね…」

「まぁな」


俺と麻生はビジネスの話で盛り上がる。


「お昼はまだ?」

「まだだ」


「私もまだよ。一緒に食べる?」

「いや…遠慮しておく」


「莉那も来てたわね…ブースでサンプリングを配っていたわ」


「知っていたのか…」


麻生は急に立ち止って、瞳を弄り始める。


「どうした?」


「コンタクトがずれたみたい」


「はぁ?」







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