カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「朝までは逸希のモノだから…スキにして」


私も一度では足りない。もっと貴方が欲しい・・・


逸希は上体を起こして、私の瞳を覗き見る。互いの瞳の中に映り込む顔。



「朝まで俺だけのモノか・・・」



逸希は私の唇に優しく唇を寄せた。


今の逸希はフリー。このまま、私が言い寄れば逸希は私のモノになるかもしれない。でも、一夜限りにした方がいい。


人には言えない恋愛だけど、私には部長が居る。



部長にとって私は二番目だけど。私にとって部長は一番大切な人。



初恋は決して実らないモノ。

それでいい。


こうして…逸希に想いを告げるコトが出来ただけで嬉しい。


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