カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「戻って来いよ。莉那」


「でも、私は・・・」


「来週、クリスマスだぞ!折角予約したダイヤモンドホテル銀座のクリスマスディナーを台無しにするのか?スイートだって予約しているし、プレゼントだって用意している・・・」


「逸希…でも、私は貴方のコトを信じてあげられなかった…」



「それでもいいさ。これから信じてくれれば、俺にはお前しか居ないんだ。莉那」



逸希は私に手を差し出した。


私は逸希の手を掴んだ。

そのまま、逸希の腕の中に引き込まれていった。


懐かしい温もり。

少しの間…離れただけだと言うのに、懐かしいキモチが溢れ出す。


「愛してる…」


「私も愛してる。逸希」


私達は仲直りのキスを交わした。


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