カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
一夜限りの恋人に徹したから、お互いに携番とメルアドの交換はしなかった。


俺は確かに男として莉那を抱いた。


昨夜の出来ゴトもいつか懐かしい想い出となるんだろうか?


13年前のあの日の後悔からは解放されたが。


俺の心の中には莉那に対する再燃の想いが溢れる。



そう俺は不測の事態に陥っていた。


俺にとってまだ…莉那は想い出の中に仕舞うには惜しい存在。



俺はお前を腕の中で抱き締めて思った。



――――――このまま永遠に時間が止ればいいと。



やはり、俺は莉那でなきゃダメなんだ。



でも、俺は莉那の彼氏に遠慮した。
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