カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
二人で停まったエレベーターに乗り込んだ。
先ほどまで弾んだ会話がプツリと途切れてしまう。
「当面はお前と嫌でも一緒に仕事しないといけないようだな・・・」
「そうね…同じ新規事業部のメンバーになるんだったら尚更ね…」
「俺、仕事には妥協しない主義だから…」
「私だってそうよ」
「そうか…昔からお前は責任感強かったもんな。任された仕事は必ず最後までやり遂げる。そのポリシーが今のお前の地位と上司との厚い信頼感を齎せたんだな」
「いきなり何よ!?」
「別に。沢木部長はお前を心から信頼しているようだから・・・」
「それは・・・」
莉那は急に語尾を濁して俯いた。
困惑した莉那の表情に首を傾げる。
「俺、悪いコト言ったか?」
「ううん。遊佐課長は悪くありませんよ」
「そっか…なら、そんな困った顔するなよ。気になる…」
俺は莉那の表情に翻弄されていた。俺はお前が気になって気になって仕方がないんだから。
彼女をオトコとして抱いた夜から忘れられなくなっていた。
莉那は彼氏持ち。俺にはもう幼なじみとしての繫がりしか選択肢はない。
先ほどまで弾んだ会話がプツリと途切れてしまう。
「当面はお前と嫌でも一緒に仕事しないといけないようだな・・・」
「そうね…同じ新規事業部のメンバーになるんだったら尚更ね…」
「俺、仕事には妥協しない主義だから…」
「私だってそうよ」
「そうか…昔からお前は責任感強かったもんな。任された仕事は必ず最後までやり遂げる。そのポリシーが今のお前の地位と上司との厚い信頼感を齎せたんだな」
「いきなり何よ!?」
「別に。沢木部長はお前を心から信頼しているようだから・・・」
「それは・・・」
莉那は急に語尾を濁して俯いた。
困惑した莉那の表情に首を傾げる。
「俺、悪いコト言ったか?」
「ううん。遊佐課長は悪くありませんよ」
「そっか…なら、そんな困った顔するなよ。気になる…」
俺は莉那の表情に翻弄されていた。俺はお前が気になって気になって仕方がないんだから。
彼女をオトコとして抱いた夜から忘れられなくなっていた。
莉那は彼氏持ち。俺にはもう幼なじみとしての繫がりしか選択肢はない。